【報告】第24回全国障害者スポーツ大会「わたSHIGA輝く障スポ2025」

2025年は滋賀県で開催

2025年10月24日(土)~26日(月)に開催された第24回全国障害者スポーツ大会「わたSHIGA輝く障スポ2025」。
NFDでは、社会貢献事業の中核として第4回大会からビクトリーブーケを贈呈し、
毎年このビクトリーブーケを貰うことを目標に日々鍛錬を積んでいる選手に喜ばれています。

今年は、10月24日(金)からYMITアリーナ(くさつシティアリーナ/草津市)にて表彰者に贈るビクトリーブーケ 1,540束を 2日間かけて制作しました。
制作1日目は 97名、2日目は 89名のボランティアが参加。
今回は3社(びわ湖放送、京都新聞、ZTV)よりビクトリーブーケ制作の取材が入りました。
以下のURLからぜひご覧ください。

びわ湖放送(BBCニュース) https://youtu.be/TpRQdIEjpGM?si=N9A0h1lCe8vtxBXB
京都新聞 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1587219有料会員限定記事
ZTV https://www.ztv.co.jp/z_town/oumi3/106118 ※おうみ!かわら版 滋賀放送局(【放送日時】10月31日 (金) ~ 11月3日 (月))

制作に備えて、準備開始

制作前日、ビクトリーブーケ制作会場であるYMITアリーナの床に養生シートを敷いていきます。
養生シートの上に机と椅子を配置し、ボランティアの皆さまが作業しやすいようにレイアウト。机には、透明なシートをかけていきます。
水がこぼれたり、ハサミを使うので、床や机を汚したり傷つけたりしないようにするため、毎年、この準備からはじまります。

養生シートを敷いたあとは、納品された花材を運び込んで種類ごとに並べます。
使う花材は、カーネーションとピンポンマム。色とりどりの花は、見ているだけで心が躍ります。

翌日に制作する数に合わせて、1つのバケツでビクトリーブーケが10束できるようにバケツにセットしていきます。
バケツには番号を振って、どこまで制作したか分かりやすいように工夫しています。
この準備は、当日をスムーズに進めるために、そしてたくさんのブーケを作るために、とても大事な工程のひとつです。滋賀県支部の支部委員を中心に、着々と準備が進められました。

ボランティアを迎え、いよいよ制作開始

制作は2日間かけて行われました。
ボランティア数はなんとのべ186名。多くのボランティアスタッフが集まってくださいました。
制作の前には、集まっていただいたボランティアスタッフへの挨拶からはじまり、続いて、ビクトリーブーケ制作のレクチャーを行いました。

レクチャー終わると、各レーンごとに分かれて制作をはじめていきます。滋賀県支部委員を中心に、各レーンでは、丁寧に説明をしながらボランティアの様子を見守ります。最初は慣れていない様子で手を動かしていたボランティアスタッフも、徐々に慣れてくると楽しそうな笑顔を浮かべているのが印象的でした。

制作2日間とも取材が入り、会場内も活気づいていました。
そして、花材をセット組するエリアでは、翌日に制作するための準備作業を同時進行で行っています。前日準備と同じように、全体の制作数の管理がしやすくなるよう、1バケツにつきビクトリーブーケが10束制作できるようにセットしていきます。

今年は一般の参加比率が全体の7割を超え、滋賀県と京都府の学校からボランティア体験として2校が参加。
障害者スポーツ大会や、社会貢献に対する意識の高さをうかがえました。
さて、各レーンでは、花を束ねるところからラッピングまでを3つの工程に分け、その他に、リボン作成、花袋へのシール貼り、茎を止めるときに使うステムティッシュを折る作業、ブーケの長い柄の部分を覆うためのローブシートを折る作業という4つの作業パートがあり、作業が偏らないよう、休憩ごとに場所を移動していきます。
支部委員や運営スタッフも困っている人がいないか、ボランティアのそばで常にサポートしていました。

制作2日目は、休憩時間にNFDのことについてや、どうしてフラワーデザイナーの道を歩んだのか?という紹介とあわせて、デモンストレーションを披露しました。
ボランティアの皆さまが興味深そうにデモンストレーションの様子を眺めたり、完成した作品を撮影したりと楽しんでいる様子でした。

その間にも、完成したビクトリーブーケは大事に箱に詰められ、各会場へと運ばれていきます。

午前と午後の最後には、自分たちの作ったビクトリーブーケを手にして、笑顔で記念撮影。
自分の作ったビクトリーブーケが選手の手に渡ることを楽しみにしつつ、手にしたビクトリーブーケも大事に箱詰めして、その想いとともに競技会会場へと届けられました。

競技会場で見たビクトリーブーケ

全国障害者スポーツ大会2日目である10月26日。
「わたSHIGA輝く障スポ2025」の取材のため、滋賀県彦根市にある陸上競技場「平和堂HATOスタジアム」を訪問しました。
当日はあいにくの雨でしたが、ボランティアの方が心を込めて制作したビクトリーブーケ。無事に会場へと届けられ、メダルとともに、雨にも負けず奮闘した1位の選手のもとへ運ばれます。その喜びあふれる姿をお届けします。

手にしたビクトリーブーケによって、栄冠を勝ち取った競技者をより一層華やかに彩り、栄誉を称えます。ビクトリーブーケを掲げながら、とびきりの笑顔で喜ぶ姿をたくさん見ることができました。

今年からは、従来の寄付金に加え、この活動をより多くの方に支えていただくために、クラウドファンディングをはじめました。これまでは制作ボランティアの方々にご協力をいただいておりましたが、今回は制作にかかわるすべての過程を、この活動に賛同いただける皆さまの力で支えていただきたいという想いから、立ち上げたものです。
現地での参加が難しい方も、ブーケ制作の一部を担う仲間として、選手たちの笑顔の瞬間にクラウドファンディングを通じて、携わっていただけます。
クラウドファンディングは2025年11月28日まで受け付けていますので、ぜひご覧ください。
★クラウドファンディングはこちらから

社会貢献を肌で実感できる事業のひとつであるビクトリーブーケ贈呈事業、
2026年は青森県にて開催されます。皆さまのご参加をお待ちしております。

<協力>(順不同)
東京リボン株式会社
株式会社東京堂
松村工芸株式会社

【報告】滋賀県庁にてビクトリーブーケの贈呈式が行われました

2025年8月8日に、滋賀県庁にて第24回全国障害者スポーツ大会「わたSHIGA輝く障スポ2025」のビクトリーブーケ贈呈式が行われました。
それを受け、滋賀県副知事の岸本織江氏よりNFDへ感謝状が贈られました。
贈呈式は終始和やかな雰囲気に包まれ、最後は滋賀県支部委員が制作したビクトリーブーケを持ちながら、全員笑顔で記念撮影。
各競技の優勝者を、ビクトリーブーケでより一層華やかに彩ることが、今から楽しみです。

わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025の公式サイトに、贈呈式の様子が公開されました。
https://shiga-sports2025.jp/minnade-warmup

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