
印象派を代表する画家のひとりであるクロード・モネ。代表作も多くあり、特に「睡蓮」の絵を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。今回はモネの「連作」に焦点をあてることをコンセプトとした展覧会の図録を紹介します。本書によれば、モネの生み出した革新的表現のひとつが「連作」の手法とのこと。同じ場所やテーマで、異なる天候、時間、季節の一瞬の表情や景色を描いています。図録には「積みわら」が収録されていますが、まるで風の音や自然の息遣いが聞こえるかのようです。本書は第 5 章まであり、印象派以前、印象派の画家、テーマへの集中、連作の画家、「睡蓮」
とジヴェルニーの庭、の順で紹介。国内外から集結した60点以上の作品がすべてモネの作品で構成されている、必見の一冊です。
(蔵書番号:0003191)