特別展「植物 地球を支える仲間たち」
2021年/発行 203ページ

ユネスコ世界遺産に登録されている、英国王立植物園「キューガーデン」。22万点を超えるボタニカルアートを所蔵する世界最大級の植物園です。園内には3万種以上の植物と約1万4000本の樹木が植えられているそう。
本書は、2021年に開催された展覧会の図録で、約100点にもおよぶ美しいボタニカルアートや、芸術性に富んだ王室ゆかり陶磁器の他、植物画の発展に寄与した多くの立役者たちと共に、植物画が18世紀末~19世紀初頭にかけて普及していった変遷が紹介されています。特に、見ているだけで花の香りが漂ってきそうなほど精緻に描き込まれたボタニカルアートは必見です。
今月紹介している『カーネーションの文化誌』にも、ボタニカルアートや英国王室に関連した内容があるので、ぜひ一緒に読んでみてはいかがでしょうか。(蔵書番号:0003182)

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