平成24年度 NFD one leaf fund

平成24年度「NFD one leaf fund」採用事業一覧と事業概要(分野別50音順)

NFDでは、平成23年度より里山をはじめとする日本の自然環境及び景観の保全につながる公益的な活動に対する援助を行っています。
平成24年度については、昨年秋に助成審査委員会による審査が行われ、下記事業に対する助成を実施することになりました。

植物保護活動

申請事業 阿蘇花野再生プロジェクト
申請者(実施場所)
(採用実績)助成金額
NPO法人 阿蘇花野協会 (熊本県阿蘇地域) (2年目) 46万円
活動内容 阿蘇花野協会は、ナショナル・トラストによってハナシノブなど阿蘇特有の植物が豊富に自生していた放棄地・植林地約10haを取得し、「阿蘇花野トラスト」と名付けて活動を行っている。トラスト地内の放棄地約5haについて、昔からの管理方法である野焼きや草刈り・草集めを行い、草原を再生し維持する。
申請事業 新燃岳噴火で被害を受けたサクラソウの支援
申請者(実施場所)
(採用実績)助成金額
樋口 信義/個人 (宮崎県都城市)(初) 35万円
活動内容 ニホンサクラソウは環境省レッドデータブックで絶滅危惧Ⅱ種として掲載されている。平成22年5月に当地で発見されたニホンサクラソウは、自生地として日本国内南限となっている。しかし、平成23年1月26日新燃岳(1,420m)大噴火によりニホンサクラソウが絶滅寸前の被害を受けている。火山灰、土石流を除去することでニホンサクラソウの再生を目指す。

自然保護・環境保全の調査・研究

申請事業 やどりき水源林における希少種植物の調査
申請者(実施場所)
(採用実績)助成金額
NPO法人 かながわ森林インストラクターの会 (神奈川県足柄上群)(2年目) 7万円
活動内容 団体の主な活動である「やどりき水源林」での訪問者案内等の一環として、水源林内に自生するランなどの希少植物について、生息実態の定量的調査を行う。この調査により、これらの希少植物の自生地における群落の状況を明らかにする基礎的データや、水源林や人工林の在り方とこれら希少植物との関わりがどのようなものであるかについても有意義なデータが得られる。
申請事業 土壌撤き出しによる武蔵野の植物相復元
申請者(実施場所)
(採用実績)助成金額
NPO法人 生態工房 (東京都練馬区)(2年目) 7万円
活動内容 宅地開発等によって減少した雑木林の植物を保全するため、新たな植物の生育地を増やすことを目指す。植物の生育地の整備においては、特定の種だけの増殖や、異なる産地の個体導入を避け、地域の植物相そのものを復元することが大切であり、この事業においては、公園に整備された人工樹林帯に雑木林の表土を撤き出すことによって、地域在来の植物相の分散保全と生育地の増加を図る。
申請事業 「東京都植物誌」刊行に向けた基礎的調査・研究
申請者(実施場所)
(採用実績)助成金額
東京都植物研究会 (東京都全域)(2年目) 50万円
活動内容 現在、多くの行政単位でその地域に生育する植物をまとめた植物誌が刊行され、生物多様性の保護・保全活動に活用されている。いまだ植物誌が刊行されていない東京都において「東京都植物誌」を刊行することを目指す。
申請事業 荒廃したマツタケ山の再生
申請者(実施場所)
(採用実績)助成金額
NPO法人 マツタケ山再生研究会 (広島県庄原市)(初) 20万円
活動内容 マツタケの生えたアカマツ林は、日本の秋の原風景であるが、この美しい自然が今失われつつある。戦後の高度成長期に起こったエネルギー革命により、従来から唯一燃料として大事にされてきた山の木々は見捨てられ、その結果、マツタケ山は荒廃し、陽が差し込まない鬱蒼としたジャングルに変わってしまっている。マツタケ山の清掃活動、アカマツ林を占領している雑木を伐採、数十年に亘って厚く積もった腐葉土の掻き出しをすることで、明るく清らかなアカマツ林というマツタケ山の再生を目指す。
申請事業 農地を風害から守る耕地防風林の伐採跡地の植林
申請者(実施場所)
(採用実績)助成金額
ぱん・ぱん・ぱんぷきん (北海道)(初) 25万円
活動内容 明治以来、開拓地として農業開発がすすめられてきた北海道には、外来作物の導入と併せてさまざまな外来植物が侵入し、植生分布図が大きく変わろうとしている。農地を風害から守る耕地防風林伐採跡地への植林を通し、固有種の植生を保護し再生を目指す。