2017年の庭園散歩
2011年5月30日(月)に竣工した、NFDの研修施設「NFD花ファッションハウス」の3階と4階に広がる屋上庭園。
その四季折々の表情をご紹介します。
2017年 12月 December
今年はまだまだバラが元気に咲いています。
先週からツルバラの葉と枯枝の除去を始めました。今年は晴れの日が長続きしないので、庭仕事がはかどらないです。
11月 November
バラが何とか「かっこう」つくように整ってきました。
メイアンは来週には終わってしまうと予想しますが、フレンチレースはまだまだです。これから来年のツルバラを咲かせる手入れに入る予定です、ツルバラの葉を全部落として誘引を再度しますので来月いっぱいかかる予定でいます。12月に皆様にお届けする写真は、ツルバラの誘引した後をと思っていますが、うまくいくことを願っています。
花ファッションハウスの屋上庭園から、NFD本部の方向には、すっかり秋色の葉に衣替えした木々が寄り添うように立っている公園が見えます。
玄関のバラを撮影していたら、花ファッションハウスにちょくちょく遊びに来る猫が水を飲んでいたのでその姿もパチリ。
暦の上では立冬で、例年ですと秋バラが終了のころですが、
今年は10月半ばから天気が悪くて、未だ満足に咲いてくれない状況です。
香りはしてきましたが、まだ4分咲きくらいです。
10月 October
バラが咲き始めました!
バラのツルがますます青々として茂ってきました。蕾もだいぶ膨らんできました。今月下旬から来月中旬くらいまで満開の花が楽しめそうです。ご期待ください!
日本フラワーデザイン大賞2017もお陰様で無事に終えることができました。
今年は創立50周年ということもあり、会場は今までにないユニークなレイアウトがされ、入口付近には歴代の入賞作品が並び、正面には河合 透理事長によるウェルカムフラワーが来場者をお迎えしていました。
今年は、海外から100名以上の来場者があり、国際交流事業は特に活発に行われました。
さて、花ファッションハウスのバラは、葉が青々と茂り、蕾がついて開花の準備が進んでいます。
ご近所のネコも久しぶりに遊びにきてくれました。
心なしか少し細くなっていましたが、次第に寒くなりますので冬毛もこもこの姿に次第に変わっていくことでしょう。
9月 September
花ファッションハウスのバラは、蕾の準備をしている様子です。花が楽しめるのは、10月頃かなと思っています。
レックスベゴニアが今年もキレイな葉色で、私たちの目を楽しませてくれています。もうすぐ花も咲きそうです。
今年のゴーヤは、去年に比べると不作ですが、葉のカーテンはきれいに這うように木陰を作ってくれています。
隣の保育園に子供を通わせているお母さんから、ゴーヤのカーテンがきれいねと褒めていただきました。
8月 August
2番バラが咲いていますが、東京も雷雨に見舞われる日が増えて、水を含んだ花が翌朝のギラギラ太陽に照らされて「ダウン」寸前です。
また、「カナブン」のような虫の襲来を受け、散々たる姿で、カメラのアップに耐え切れない状態です。
今年は雨が少なかったのか花は沢山付けた様な気がします。
今の時期は「アナベル」と「ゴーヤ」ですね、「ゴーヤ」はちょと花付きが悪いので、今年の収穫量は落ちそうな予感がします。
7月 July
今月もツルバラはウドンコ病など出ていないので葉っぱが今のところ綺麗です。
また、来年5月にはいっぱい花を咲かせてもらうためにも、12月下旬にはこの全ての葉を落とさなければなりません。
今からその作業の大変さで憂うつになりますが、きれいなバラを皆さんにご覧いただけることがモチベーションを高めてくれます。
今月咲いている花は、ギボウシ、ハマナス、アカンサスモリス、色づいて来たカシワバアジサイです。
ギボウシの花には蜂が蜜を吸いに来ているのをよく目にします。木立バラは7月の中旬に2番花が咲くのではと思います。
お隣の保育園側には、今年もゴーヤを植えました。
元気にすくすく育ってきています。
園児たちが、ゴーヤを見て喜ぶ姿が今から楽しみです。
そして久しぶりに小さなお客さんが来てくれました。
珍しく、カメラに目線をくれました。
6月 June
バラの花の終わりの時期が近づき、5月末は3階の茶色くなっていく花殻を取るのに一苦労していました。
屋上は遅れて咲いたので、今月も花殻取りが続いています。
次は、7月の2番花が咲くを楽しみに待ちながら、バラ以外の草木も虫に食われない様に、農薬を散布していく予定です。
日差しが強く、気温も高くなってきたので、これからは熱中症にならないように気を付けながら、庭と向き合う季節になってきました。
バラは、終わってしまいましたが、この季節らしいカシワバアジサイが咲き始めています。
5月 May
木々の葉も鮮やかな緑、また花も咲いていて気持ちのよい季節ですね。
花ファッションハウスの庭でも次々と花が咲いてきました。
今年の花ファッションハウスの庭のバラの見頃は、昨年と同じくらいの時期ではないかと思います。
今のところ、バラと向き合っていると5月9日~18頃が一番の見頃になるような予感がしています。
花芽もだいぶ膨らんできました。
ゴールデンウィークがあっと言う間に過ぎ去りましたが、その短い間に花ファッションハウスの庭のバラたちはかなり開花していました。それでもややゆっくり開花しているので、見ごろは15日くらいかなと思います。お近くにお越しの際は、平日なら9:45~17:45まで開館していますので、是非お立ち寄りください。
ゴールデンウィーク気分も落ち着き、日常の庭のお手入れに精を出しています。
この時期は植物の成長が目まぐるしく、雑草も例外ではなくとても元気で手入れが大変です。
バラの館化する花ファッションハウスは、ご近所では少々有名になってきており、楽しみにしてくださっている方も増えてきました。そして、立ち止まってバラを愛でてくださる方、庭を見たいと興味を持ってくださる方が多くなってきて感謝しています。
正面のツルバラは、満開を迎えています。まだつぼみがあるので、来週いっぱいは楽しめそうです。
2階に新たに加わった半ツル状のバラは、花も葉も優しい色合いと丸みを帯びています。
バラだけではありません。
真っ白なレースフラワーのようなオルレイヤを始め様々な花が咲いています。
この2階のバラは、NFD会員の方からのプレゼントだったのですが、花ファッションハウスだけではなく、事務局のある本部の入り口にも少し種類は違いますが植えました。今年も見事に咲いてくれています。
今週もバラが続々と開花を続けています。今週は、新試験対応のための新しい講習会が始まるので、明日から出席される方々が花ファッションハウスにやってきます。講習会の合間の癒しとして、バラを見ていただけることが楽しみです。
4月 April
桜が咲き始め、東京では花見をしながら春を満喫している人々の姿をよく目にするようになりました。
日差しも春を感じる日もありますが、花冷えのお蔭で桜も一斉に満開というわけではなく、今年は長く楽しめそうな気がします。
花ファッションハウスの庭は、今月は草木が芽吹いて青々としてきて、所々小さな花が咲いて彩りをそえています。
どこに花は咲いているのかと言えば、隣接する保育園との間にツバキの花が目立ちます。
斑入りの大輪のツバキで、なかなか見応えがあります。
ベロニカも紫色の絨毯のように花をひろげています。
クリスマスローズもこれでもかという程、花を付けて、その重みで頭を垂れています。
ツルバラも、寒い中頑張って誘引した甲斐あって、美しく壁面に這う様子がご覧いただけます。
5月の開花が今から楽しみです。遠目から見ても、葉が青々と生えてきていることがわかります。
3月 March
桃の節句の時期になり、花屋さんの店先では桃の花が沢山売られています。
春爛漫という気温でまだはないですが、東京でもソメイヨシノは花芽が次第に膨らんできています。
花ファッションハウスの庭では、先月花芽をたくさん付けていたクリスマスローズが次々に開花しています。
1階の玄関前と、屋上でそれぞれ違う種類のクリスマスローズが今年も咲きました。
うつむきかげんの咲き方は、茶褐色の地味で葉もつけていない回りの冬木立に配慮しているかのように控えめに感じます。
バラの木々は、また今年も良く咲いてくれるように願いながら剪定を終え、サッパリした姿になりました。
春一番が吹いたり、最近関東ではときどき温かい日がありますが、
いつも庭に遊びに来てくれるご近所のネコは、丁寧な毛づくろいを終えて
また眠りの世界に戻っていきました。
2月 February
少しずつ温かくなってきて、春の足音が聞こえて来そうです。
花ファッションハウスのクリスマスローズには蕾がいくつもついて、あと数日で開花しそうです。
花のあとの種を大切に収穫し、クリスマスローズの株を増やそうとしていますが、
クリスマスローズはなかなか手ごわい相手で、芽を出してくれる種は数個です。
今年はどれくらい育つかな。
窓の外は、澄み切った青い冬の空の下、冬木立もまだ見えますが、葉が徐々に増えて若草色の景色になってきました。
ここでも春の準備が進んでいます。
ご近所のネコも春の訪れをモコモコの冬毛に包まれて、首を長くして待っています。
NFD事務局でも1月からは健康診断の時期ですが、ネコももうすぐ健康診断に連れて行ってもらえるそうです。
長生きしてほしいです。
1月 January
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくおねがいいたします。
ハウスでは多くのバラが育っています。満開時には、室内に運ばれてくるバラの香りをたどって庭に出ると、瞬く間に風に揺られたバラから放たれる香りに包みこまれます。
最もハウスを彩るバラはやはり壁をつたう「つるバラ」でしょう。開花時にはハウスを白色に染めます。
この時季は、花を多く咲かせるためにつるバラの誘引を行います。つるバラは、先端にある芽を優先して成長させる頂芽優性という特性を持っています。この特性を生かし、頂点が多くあると思わせるためにカーブを多くつくります。
つるバラの誘引、ひとつの絵画のようできれいですね。誘引する際には、壁に這わすように枝をしならせながらワイヤに絡ませていきます。ひとつの壁に10本ほどのつるが巻き付いています。あの高さまで水分や養分を送る自然の力強さに驚かされますね。ハウスのつるバラは一季咲きで見ごろは5月中旬です。たくさんの花が咲くことを期待しています。
赤い花は、オキザリス(ももの輝き)。開花前の巻いた姿が面白いですね。太陽が当たると巻いている花弁が解けて花が咲きます。