Flower Buzz Vol.22


 

Vol.22 見たい・知りたい・使いたい!【オキシペタルム】

オキシペタラム


オキシペタラム+017オキシペタラム+045 オキシペタラム+029 (1)オキシペタラム+032オキシペタラム+030

 

 

 

 

 

 

 

オキシペタルムとは旧学名に由来しており、「鋭い花弁」の意味をもつ。元々は細い花弁をしていたのだが、改良が進んだ今、消費者の好みを捉え丸い花弁のかわいらしい姿に。また、白やピンクの品種には八重品種も登場している。写真のピュアブルーはドイツの国際園芸見本市の切り花部門で最優秀賞に輝いた名花。

フラワーデザイナーの視点

オキシペタラム+021

「6月の花嫁は幸せになる」をはじめ結婚式に関するジンクスはさまざま。その中でも青を身に着けると幸せになるという「サムシングブルー」は取り入れやすいジンクスです。そのためこのオキシペタルム(ブルースター)は、ウエディングブーケに良く使われる花で、花言葉は”幸福な愛、信じあう心”。

 

茎を切ると白い液が出てくるので導管をふさがないようによく水で洗い流し、尚且つ縦に切り込みを入れてからブーケホルダーに挿しましょう。長持ちしますよ。

 

オキシペタルムは幸せを呼ぶジンクスの一つとして本誌月刊「フラワーデザイナー」6月号では①サムシングブルーとしてウエディングブーケに良く使われると紹介しました。幸せを呼ぶには他にも3つのジンクスがあります。

 

②サムシングオールド・・・何か古いものを身に着ける
例えば、祖母や母親から指輪やネックレスなどが贈られる。

 

③サムシングニュー・・・結婚式に新しいものを用意しておろす。

 

④サムシングボロー・・・何か借りたもの
例えば幸せな結婚生活を送っている友人からその方が使用したベールや手袋などを借りる。

 

このような幸せを呼ぶ4つのジンクスが200年以上前からヨーロッパで語り継がれているようです。青はもともと聖母マリアのシンボルカラーとして知られており、純潔で清らか、慎ましやかで誠実な心を象徴しているようです。

 

さて、この花を使ったデザインと言えばやっぱりブーケか花束でしょうか!
1種類で小さめのブーケを作ってもいいですね!花弁の中心に真珠のオーナメントを使い可愛らしく作れば子供の発表会にも喜ばれることでしょう。また、花びらにロウをかけて夏向きのアクセサリーにしてもいいかもしれません。

本誌で水揚げのことに触れましたが是非一度試してみてくださいね!

 

 

花市場の視点

オキシペタラム+011”ブルースター”とはオキシペタルムのかつての代表品種。現在はピュアブルーが人気。しかし、実際には市場取引においてもブルースターが品目名のように使われている。

 

この場合、ピンクや白の品種の呼称が難しいところ。だれか覚えやすい名前を付けてくれないかと願う。切り口から出る乳液をゆすぐには塩水が効果的だが、現在は優良品種ばかりなので水だけでもOK。

 

 

 

植物学の視点

オキシペタラム+034

茎などを切ると白い乳液を出すガガイモ科の多年草。合弁花で、端正な形をした5つの裂片が星のように並ぶ。花の中心に円筒状の副花冠があり目立つ。

 

多年草でブラジル南部からウルグアイに産する。Oxypetalum caeruleumが学名。日本名は英語読みにした属名に、caeruleumの意味である”青(ブルー)の”と英名サザン・スター(Southern star)のスターを組み合わせたもの。

記/大場秀章(植物学者)

 


 

制作協力/大田花き花の生活研究所