Flower Buzz Vol.21


 

Vol.21 見たい・知りたい・使いたい!【ブレアンサス】

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ヒゲナデシコ(別名:美女ナデシコ)がオランダで改良され、「ブレアンサス」という名で日本に上陸。赤・白・ピンク系のバリエーションをそろえる。写真のエルモは、ストライキングなマゼンダカラーとグリーンのコントラストが強烈な印象。前向きに変化してきた生活者心理を的確にキャッチしている。

フラワーデザイナーの視点

ダイアンサス25-1

5月といえば母の日が浮かんできます。母の日といえばカーネーション。ブレアンサスはカーネーションと同じナデシコ科の花で、手まりのような丸みがあり和風でかわいらしい花です。母の日はもちろん、五月の節句に使われる菖蒲と組み合わせたデザインはいかがですか。植生的?平行植生的?それとも・・・。さてどのようなデザインにしましようか。
植生的花束や非対称形花束に挑戦してみましょう。
丸い形体でピンク色の花をつけたブレアンサス アールは植生的や非対称形の花束を作るのに適しています。
丸い形体のため茎と茎との間に入れることにより茎同士がくっつかずにクッションにもなりながら中程度や小さい主張の花として使うことができ、花束を作りやすくします。
ブレアンサス アールと菖蒲やあやめ、五月梅や木苺他草花や動きのあるグリーンを使ってさわやかな風が通り抜ける空間のある花束を作ってみませんか。

 

 

花市場の視点

ダイアンサス38-1小花が集まり(半)球状のフォルムをつくるスタイルはアジサイのよう。次から次へと開花し、花持ちも抜群。大輪だけに容易に面を埋めつつ、立体感を演出できる。鮮烈な印象とともにデビューしたブレアンサスは、ダイアンサスの新しい境地を切り開き、ひとつのポジションをつくっていくだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

植物学の視点

ダイアンサス29-1

ブレアンサスはビジョ(美女)ナデシコ(学名 Dianthusbarbatus)の栽培品種群。ビジョナデシコはヒゲナデシコまたはアメリカナデシコとも呼ばれる。ヒゲナデシコの名は「髭をもつ」という意味のbarbatusによる。また、アメリカナデシコは地中海東部原産のこの種がアメリカ経由で渡来した経緯を示している。ブレアンサス群には原種ビジョナデシコのもつ優れた属性が残るものが多く、本品種もそのひとつである。

記/大場秀章(植物学者)

 


 

制作協力/大田花き花の生活研究所