Flower Buzz Vol.13


Vol.13 見たい・知りたい・使いたい!【グラジオラス】


 

ラテン語のグラディウス(gladius=剣)からきています。グラジオラスの葉の形が剣に似ているところからその名がつきました。『グラディエーター』という映画がありましたが、その意味は「剣闘士」で、語源はグラジオラスと同じです。葉は剣のようでも、花は優雅で形も色彩もさまざま。多彩さを知れば知るほどグラジオラスを使ってみた
くなります。写真はミニグラジオラスのフレボバンビーノ。

 

フラワーデザイナーの視点

名前の由来は、葉の特徴から「小さな剣」と言われているとか……。どこか懐かしさの漂う花です。自らの力で伸びていく姿、形はたくましくも 、やさしさが溢れています。いろんな色を選んで、モンステラの葉に支えられて、パラレルの花束を作りましょう! そして好きな人にプレゼントはいかがですか。花束を器に入れたらアレンジ風の花束に変身ですよ。ちなみに花言葉は「情熱の恋・忍び逢い・勝利・用心・忘却」。あなたはどれを選びますか?

 

 

 

 

アレンジメントのほかに、フラワーデザインではワイヤーテクニックによって、グラジオラスの花びらを分解し更に1輪の大きな花にするグラメリアがあります。大きさによってコサージやブーケとしても楽しめます。薔薇のビクトリアンローズ・ユリはリリメリアも歴史は古くクラッシックなイメージで最近人気があります。フラワーアレンジでは、お花の用途を広く楽しむ方法はまだまだあります。

 

花市場の視点

グラジオラスはガーデニング用として、また切り花としても昭和50年代を中心に人気を誇りました。現在はブーケの中でもメインの座こそ明け渡しているものの、八重やフリル、ミニ、あるいはトリスティスに代表されるような小輪で繊細な雰囲気を持つものなど、需要にマッチしたさまざまな品種が流通し、そばに飾っておきたいと思わせる魅力を放っています。

植物学の視点

記/大場秀章(植物学者)

グラジオラスは南アフリカを中心に分布するアヤメ科の球根植物。250近くの野生種があり、多数が交配親として園芸に利用される。園芸市場では清楚な草姿をもち小ぶりで、可憐な1群をミニグラジオラスと呼ぶ。 多くは花が頭巾状となり、内側の3つの花被片に斑紋などが入る。フレボバンビーノは白色の外花被片と濃紅橙色の内花被片の対比が人目を引く。

 


制作協力/大田花き花の生活研究所