Flower Buzz フラワー・バズ


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2017年-Vol.04
2017年の明るい兆しを伝える4品種をご紹介いたします。

スプレーマム カリメロ

アニメのカリメロといえば卵の殻を頭にかぶり、コミカルに歩き回るアヒルのことだが、親しみがあり、強くてかわいらしい印象のこのキャラクターにあやかり名付けられた。

実際、花はかわいらしく、日持ちが長く、丈夫で傷みにくいから納得のネーミングだ。シリーズ展開で合計9品種。「フラワーオブザイヤーOTA」2016特別賞受賞。マムとはキクのことだが、キクにつきまとう仏花のイメージを払拭すべく、こう呼んでいる。今年はキクも明るいシーンで活躍することだろう。


バラ ジュミリア

白のボディにピンクのエッジが効いたバイカラーの品種だが、よく似た品種にドルチェ・ヴィータ(「甘い生活」の意味)があり比較される。

ジュミリアのほうがややサーモンピンクに近いが見た目には違いはわかりにくい。しかし、生産性や花の丈夫さはジュミリアのほうがはるかによく、花持ちも香りもgood。生産性がよい分、今後ジュミリアは普及し人気が出る可能性が高い。大田花きバラ担当者は、今一押しのジュミリアに明るい未来を見出している。


オリエンタルユリ ゼルミラ

イタリアの作曲家ロッシーニ作オペラ『ゼルミーラ』に由来するネーミング。

ロッシーニは、あるプリマ・ドンナと結婚する前提であり、『ゼルミーラ』を必死に書き上げ、ナポリ初演1か月後にめでたく結婚する。『ゼルミーラ』は彼にそんな幸運を呼び寄せたオペラだ。“ゼルミラ”はオリエンタル系で大輪に咲き、またトランペットリリーの血を引いて艶のある明るいオレンジ色が叶ったすばらしい品種。「フラワーオブザイヤーOTA」2016新商品奨励賞受賞。オリエンタルユリへの期待感が反映された結果だろう。


メラレウカ レボリューション ゴールド

オーストラリア原産のメラレウカ。原産地のオーストラリアには220種も存在し、葉に殺菌力があることから先住民族アボリジニは万能薬として使っていた。

葉や茎から採れた精油はティーツリーと呼ばれ、アロマセラピーをたしなまれる方はよくご存知かも。もともと庭木や観葉植物として人気のアイテムだが、近年は切り枝としても出回るようになった。レボリューションゴールドは秋冬のこの時季、紅葉して金色に輝き、作品に華やかさと柔らかさを添える。


 

文/内藤育子 制作協力/大田花き花の生活研究所