2012 秋冬トレンド

花ファッショントレンド

2012 秋冬トレンド

2012 秋冬トレンド

茜色の枠を作品の視覚的重心からずらす(変移させる)ことにより、従来の枠組みのデザインを新しく見せます。根付きのコチョウランは生命力の象徴。

Design by Rie HATA

枯れた小枝とみずみずしい実もの、生命力に溢あふれたバラ。さまざまな生命のコントラストが作品に深みを与えます。小枝にかけられた鍵は人と自然との共存の扉を開く。 Design by Rie HATA


四角い花器に四角い作品。同じモチーフの繰り返しでシンメトリーなデザインに。四角いオーナメントをあえてアシンメトリーになるように配置します。退屈になりがちな幾何形態のデザインにプラスONEすることで新しいデザインに。 Design by Yoko KAWAMOTO

 

2012年花ファッショントレンドテーマは、「移り変わり―変移」。

インターカラーのテーマ「Enchanted 魔法をかけられた」を考慮しながら、都会的で現代的な上品さを表すテーマです。

粋という観念を常に念頭に置き「移り変わり― 変移」を考え作品化。季節の移り変わり、物事や時間による素材の変化など、現代社会で加速し続けるスピードをじっくりと感じながら、既成概念から一歩踏み出しましょう。

 

今までとは違う視点で、さまざまな物を見て、新しい何かを感じ、作品に取り入れることが大切です。

キーワードは、「生命力」

自然との有機的なつながりを考慮しながら、今一度原点に帰り、植物の持つ美しさを最大限に作品に生かします。
現代のテクノロジーとの融合や、自然と人間の関係も考えていきましょう。

そして、秋冬の花ファッショントレンドカラーは「茜色」

今、人の心を元気づける色が求められています。愛情や感情を表現する色や、リッチな雰囲気を表現するダークカラーにエレガントな色。華やかな中にも柔らかみのある色など、さまざまなイメージの中から、花ファッション委員会が秋冬のトレンドカラーとして提案する色は「茜色」。

 

夕日で茜色に染まった空を誰でも一度は見たことがあるはず。茜色は最古の植物染料の一つで、「つる性アカネ草」から取り出した色で、古来、朝の薄く日が差した時を表現した呼び名でした。

 

現代の私たちは茜色の空というと、秋の夕暮れ時を思い描きます。今は昔に比べて輝く色が増えているせいか、茜色は少し深い色として映るのかもしれません。その深さゆえに、夕暮れ、黄たそがれ昏……なんとなく懐かしく人恋しい印象です。

夕日に包まれながら物思う……そして、明日に向かって力が湧く。茜色は物思う色でもありますが、生命力に繋つながる力強さを持ったすてきな色です。

 

あなたの心に魔法をかけて……花ファッションが提案する今年の秋冬のトレンドカラー「茜色」を楽しんでみましょう。

 

 

茜色