花ファッションデザイン通信 vol.8

 

  

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Vol.8 2014 Autumn

花ファッション2014の秋冬カラーの「琥珀色」を求めて 日本の一琥珀の産地である岩手県久慈市の久慈琥珀博物館を訪ねてきました。

 

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琥珀とは、数千年前に繁茂していた樹木の樹脂が土砂などに埋もれて化石化した〈樹脂の化石〉です。

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久慈の琥珀は約8500万年前のもので、恐竜時代に属する世界的にも非常に古い時代のものです。

 

琥珀はもとが流動的な樹脂ですから、周辺に棲んでいた昆虫、動物、植物をはじめ 水や空気などを含んだものがしばしば発見されています。

 

太古生物の生活環境、さらには、当時の地球の様子などを知る手がかりを教えてくれる学術的評価の高い貴重なものです。左の写真は、ドミニカ共和国産の2400万年前のハチの巣の化石入り琥珀です。

 

また、虫入り琥珀は、研究が進展すれば、生物進化をDNAレベルで解明し得る可能性があり映画「ジェラシックパーク」のように将来は絶滅した生物の復活でさえ可能かもしれないとか。

 

 

 

 

 

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琥珀は、縄文時代より、装飾品、宝飾品としてだけでなく時代とともに、お香、線香、医薬品、塗料、さび止め、レーダーの絶縁体などに使われて来ました。

 

江戸時代の久慈地方では、蚊取り線香の代わりに使用したとの記述も。
そして、3億年の歴史を持つ琥珀の色は、約250色に分類されています。

色彩の豊富さは、匹敵する宝石が無いほどです。さまざまな色に輝く琥珀の色彩と発色が見られます。

 

さらに、琥珀は、安らぎのパワーを秘めています。琥珀サナトリウムでは、琥珀をしきつめた床の上を歩き
その不思議の体験も。まさに、ネオリアル!

 

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ここでは展示以外にも、ワークスタジオや、ショップ、そして大正7年頃まで、実際に琥珀が採掘されていた坑道跡の見学が可能です。
気分は「あまちゃん」でおなじみの「琥珀の勉さん」です。

長い長い時間の経過と、深い人と琥珀のかかわり、現在そして、未来までとつないでいく 
琥珀は神秘のタイムカプセルでした。

 

 

 

博物館の近くには、200年の歴史をもつ「小久慈焼」の窯もあります。

昔から、地元の人々に親しまれる日用の器があります。お土産に深い琥珀色のかかった丼を選びました。
 
花ファッション通信⑦ 花ファッション通信⑧
 
 
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盛岡までの帰りは、峠道のドライブです。
木々は、既に琥珀色の世界です。
 
琥珀色のグラデーションが夕日に照らされています。
これから、日々、徐々に広がり、麓につくころには、
岩手の山々は冠雪し、冬を迎えます。
 
皆様の街よりひと足先に、季節は秋から冬へ。kako-GTdypUEMKcAC8Oa7
 
 

 

 

 

REPORTER

目時 泰子 Taiko METOKI

NFD本部講師 岩手県支部

花ファッションデザインチーム