花ファッションデザイン通信 vol.19

 

 

  

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花ファッションデザインチームメンバーが定期的に紹介していきます!

Vol.19 2015 Autumn

 

2015年は俵屋宗達や尾形光琳に代表される『琳派』400年記念の年。

京都では年間を通して、『琳派』をテーマに展覧会やイベントが数多く開かれています。

 

『琳派』とは、大正時代以降に呼ばれ始めた様式です。

師弟関係のない私淑から生まれたもので俵屋宗達・尾形光琳など、それぞれ時代の天才画家が100年前の天才画家の画業に感動し、個人的に尊敬と才能を捧げることで出来上がった、画派。

 

平安時代の大和絵や装飾をモチーフにすることが多く、表現豊かで伸びやかで大胆なデザイン性が特徴で絵画だけでなく、

書・工芸などジャンルを超えて幅広く展開した様式です。

 

花ファッショントレンド2015 秋冬キーワード『躍動する 花・色』

 

シンプルながらもダイナミックさを取り入れた動きのあるデザイン

植物の色や形・素材の『対比』で見せるデザイン

 

さて、なにか作品のヒントはないかな・・・・と

 

特別展覧会

「キーヤンコレクション 繪舞台 琳派ロック」に出かけてきました。

  

現代の琳派絵師と呼ばれるキーヤンこと木村英樹の描く壁画や屏風は、鮮やかな色彩や構図がとてもパワフルでダイナミック。

 

彼の作品は額に入れられた芸術品ではなく、青蓮院の襖絵・関西国際空港の壁画や高島屋のショーウィンドウなど数多くのショップやレストランなど普段の生活の中に溶け込んでいます。 

 

 

ビートルズが流れる展示会場では写真撮影もOK。会場で見た作品をいくつかご紹介します。

タイトルの『琳派ロック』ってなんだろう・・・ 

 

  

そう思いながら会場に向かいましたが

一目瞭然作品のもつパワーで体感することができました。

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目にしたモチーフは白い象や赤い鯉などシンプルでわかりやすく琳派特有のゴールドの背景に浮かび上がるモチーフは自由で伸びやか、躍動的でキラキラして見えます。

 

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画材も現代風。

アクリル絵の具を使って鳥の子紙屏風の変わりにステンレス板。 

ドットやボーダーなど身近なデザインを作品の中に取り入れ

歴史ある琳派から飛び出した自由奔放さが作品のスパイスとなっています。

 

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400年の歴史を持つ『琳派』は今も新しい変化を遂げながら

あたらしい作品へとつながっています。

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今では日本を代表とする絵画・装飾様式として浸透し、印象派以降の西洋美術にも影響を与えている『琳派』。

 

フラワーデザインを考えるときのひとつの大切な引き出しになりそうです。

    

 

REPORTER

竹村 結花

Yuika TAKEMURA

NFD本部講師 愛媛県支部

花ファッションデザインチーム