花ファッショントレンド


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 花ファッショントレンド通信 vol.52

 

2018年 テーマ 「ボーダーレス」

      キーワード 「過剰装飾」

      トレンドカラ―「極端なハイコントラスト」


『一見すると、とってもナチュラルで自然な感じ。

だけど トクサのぐるぐる巻きが入って 

花たちが渦の中で交じり合う

自然界では見ることができない ちいさな花たちの競演。』


まっすぐなトクサを「蚊取り線香」のようにぐるぐるした造形に仕立て土台を作りました。

(トクサのなかには#16のワイヤを入れています。)

 

DSC_4549-EFFECTS渦巻状にしたトクサが持つ節目の模様も作品の中で楽しめるポイントです。少しモダンに見えるように意識して平らな楕円形(オーバル)に。

 

茎の流れが美しいリューココリーネや色鮮やかなイチゴ草、花びらが幾重にも重なるポンポンジニア、複色のソネット、そのほか小さな愛らしい小花たち。利休草やグリーンベルなどのグリーンも、ここでは花の色を引き立てる大切な素材です。

 

今回使用した花たちはとても小さくて控え目ですが1輪1輪がトクサの渦の中で作用しながら魅力的な雰囲気に変化していきます。

 

色彩のコントラストを楽しみながら花のボリュームは軽やかにそれぞれの花たちが居心地よく小さな個性を精いっぱい発揮できるように意識して制作しました。

 

花のボリュームや種類を増やしていけばオプティカルな作風に、逆に花材を極限まで減らしていけば空間を生かしたモダンなスタイルにも変化させることができます。


 

飾る環境によっても作品の雰囲気や見え方はずいぶんと変化していくでしょう。

さまざまな要素が絡みあってうまく反応すれば、ひとつの作品がたくさんの見え方を持った作品に七変化することができそうです。

 

背景が変われば、見え方が変わる・・・

 

DSC_4559-EFFECTSDSC_4562


 

 【作品を制作するうえで 考えたこと】

 

   今回は花のデザインの考え方の垣根を少し開放して作品を作ってみました。

 

   ・自然を感じながらも、

    人工的なデザイン(トクサ)をとりいれてみたらどうなるか。

 

花の組み合わせ、色の組み合わせ、構成方法、フラワーデザインでの基本的な概念、思考、技法をミックスしたり、組み合わせたり、ときには垣根を取り払って『ボーダーレス』に考えることが新しいデザインへのヒントになるかもしれないな・・・と今回感じました。



 

 

REPORTER

竹村 結花
Yuika TAKEMURA
NFD本部講師 愛媛県支部

花ファッションデザインチーム