図書紹介 No.09

 

『重森三玲の庭 地上の小宇宙』図録

 重森千靑・一花義広・源明しのぶ/編

 151ページ

 

 生涯に200あまりの作庭を手掛けた重森三玲。その名前を知らなくても、彼の手掛けた庭を目にしたことがある人は多くいることでしょう。

 たとえば京都の東福寺にある方丈庭園、龍吟庵、光明院。大阪の岸和田城に作庭された八陣の庭。その他にも福岡県、香川県、長野県、兵庫県、岡山県など、各地に彼の手掛けた庭園が多く存在します。その中で、方丈庭園は彼のデビュー作の一つでもあり、とくに有名なのが市松デザインによる北庭です。

 本書は、2006年から2007年にかけて開催された重森三玲氏の展覧会「重森三玲の庭-地上の小宇宙展」の図録。庭園の写真はもとより、個人庭のため公開をしていない庭園や、作庭にまつわる事柄や設計図が掲載され、その世界観をより深く知ることができます。

 NFDでは重森三玲が息子の重森完途と共に完成させた「日本庭園史大系」(閲覧のみ)や、重森完途の著書である「日本の庭園芸術」も所蔵しています。日本フラワーデザイン大賞を京都で行う際に、重森氏の作庭した庭園まで足を運んでみてはいかがでしょうか。

                          (蔵書番号:0001707)

 

 

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